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自分、大学受験の時は、社会は日本史選択でした。
日本史は得意科目だったのですが、なぜ得意科目だったのかと言えば、漫画「日本の歴史」という本を読んでバックボーンを掴んでいたからです。
今回は、大学受験のお話をしたいのではなく、その漫画「日本の歴史」の一幕から投稿したいと思ったからです。
その一幕とは、日本史でも鎌倉時代の話です。その頃は旧仏教から新興仏教が起こり、その新興仏教で有名な浄土真宗の親鸞和尚がいますが、その親鸞和尚が言った(と言われる)言葉のお話です。
「言った(と言われる)」と記載したのは、漫画上のお話なので、本当に親鸞和尚がそう言ったかは分からないからです。
その一幕で、親鸞和尚は、こう言いました。「悪人とは、罪を犯した人間だけでなく、名利(名誉や利益)をひたすら求めてしまう人間も含まれます。」ということでした。
自分、漫画「日本の歴史」を読み始めたときは小学生のときですので、この言葉を読み飛ばしていましたが、自分なりに人生を積んできて、この言葉が目に留まるようになってきました。
ひたすら名利を求める人間が悪人だかは、自分は分かりませんが、世の中には一定数、名利を追い求める人もいますし、また、地位や名誉を追い求める人も世の中には必要だと思います。
そういうインセンシティブがないと、世の中は回らないというところもあると思います。
自分に関して言えば、その言葉を読み飛ばしていたときは、そういう名利こそが人間の追い求めるものと思っていたかも知れません。
ですが、そういう名利を追い求めすぎてしまう人間こそが悪人であると言い放った親鸞和尚の言葉を聞いて、そうかもしれないなと思うところもあります。
つまりは、食い止めですね、そういうものを追い求めすぎない姿勢も必要だと思いました。
自分も今後の人生で、どういう価値にぶち当たるか分かりませんが、大きな役を引き受けるときは、この親鸞和尚の言葉を頭のどこかに入れとかないとと思います。
それが、自分だけでなく、周りの人の幸せ感に関係するのであれば、なおさらですね。
司法書士 今井 久雄